省エネ照明

LED照明の課題であるブルーライト問題

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1963年に赤色LEDが登場し、その頃から可視光LEDの歴史が始まりました。

その後技術が進展し、緑色、黄色、橙色など様々な発光波長のLEDが登場すると同時に、量産技術開発も加速され、信頼性の向上やコストの低減も進み、表示用やイルミネーション用光源としてその地位を確立しました。しかし、照明として使用するためにはまだまだ明るさが足りませんでした。

そして1993年に高輝度青色LEDが登場し、1996年には蛍光体との組み合わせによる白色LEDが登場してから、本格的に照明用LEDの開発がはじまりました。

その後急速に発光効率が向上し、多くの照明器具がLEDに置き換えられてきていますが、いくつかの課題を抱えています。

一般的にLEDの寿命は20000~40000hと長寿命ですが、LEDの故障モードには素子の劣化や電気的接続に起因する点灯不良がありますが、実際にはLED素子を封入しているパッケージ材料の熱劣化及び光劣化などによる、経時的な透過率や反射率の低下による光束の減衰が支配的です。高天井用LED照明器具は、放熱を促すために大きなヒートシンクが必要となり、器具の重量が20Kg平均と重たいのが現状で、建物の耐震的負荷が大きくなります。

そして何よりも大きな課題は、強い指向性によるスポット的な拡がりのない光源であることと、直視できないグレア(眩しさ)の問題です。さらに近年、社会問題化され始めましたのが、青色の光・ブルーライト問題です。

多くの児童の学習環境に適した、安全性と快適性を兼ね備えた目に優しい照明が、今、求められています。

LED照明の課題

LEDのブルーライト 青色光が体に影響を?

2012年10月10日のNHKニュースで「LED照明の青色光 影響調査へ」と題する報道がされました。

以前からLED光の特に青色光には、健康に対する影響が懸念される旨の話がありましたが、LEDディスプレイやLED照明をはじめとして、LED関連製品の急速な普及により、眼精疲労が社会問題化しつつあります。

NHKニュースより

【急速に普及しているLED照明に多く含まれる青色の光について、眼科の医師などが作る研究会は、眠る前にこうした光を浴びると、睡眠のリズムが乱れるなどの影響が出る恐れがあるとして、詳しく調べることになりました。眼科や精神科の医師などで作る研究会は、パソコンやスマートフォン画面から出る、青色の光の目や体への影響を検証しています。

研究会では、青色の光が目に見える光の中で波長が最も短く、エネルギーが強いため、ほかの光より目に対する負担が大きく、長時間見ると網膜に炎症が起きるなどのおそれがあるとしています。この青色の光は、従来の照明より消費電力が少ないLED照明にも多く含まれているという事で、研究会は、眠る前にこうした光を浴びると、睡眠のリズムが乱れるなどの影響が出るおそれがあるとして、詳しく調べることになりました。「ブルーライト研究会」の会長で、慶応義塾大学医学部の坪田一男教授は、「LED照明は急速に普及しているので、光にどのような影響があるか、光が直接目に入らない場合も体に負担があるのかなどを調べることが重要だ」とはなしています】

一般的な白色LEDランプのスペクトル

一般的な白色LEDランプのスペクトル

人の目に対する青色照明の怖さは、一般の白色LEDの青色波長のピーク位置が人の視感度が低い400~500nm波長領域にあることで、強い青色の光を受けたとしても本人は視感度が低い波長であるために、さほどそれを自覚しないため、知らないうちに強い青色光によるダメージを網膜に受けてしまう可能性があるという事です。

ブルーライト影響

超高齢化社会への不安

ブルーライト研究会 より

高齢者が健康で幸せに生きていける社会づくりを考えるうえでも、ブルーライトの問題は見逃せません。

高齢者の場合、加齢にともなって水晶体が濁り、ブルーライトの透過率が下がってきますから、網膜にダメージを受けるリスクは減少します。しかし、その反面、朝の光を浴びても体内時計をリセットしにくくなり、サーカディアンリズムの乱れによる様々な病気や鬱、痴呆などのリスクが高まることが懸念されています。

また、白内障や加齢黄斑変性といった加齢性の眼病は、近年若齢化していく傾向にあります。

超高齢化社会を「目に不自由な高齢者の多い社会」にしないためにも、そして、豊かな超高齢化社会を作るためにも、子供から大人まで、できるだけ若いうちから積極的にブルーライト対策をしていくことが望ましいと言えるでしょう。

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